【交通事故の数より多い?】ヒヤッとしたら早めの対策を。転倒・転落等の家庭内の事故のリスク

「事故」というと交通事故がイメージとして挙がると思います

ただ、実際、高齢者の事故は交通事故より転倒・転落や窒息など家庭内の事故の数の方が多いです

残念ながら家庭内の事故により亡くなってしまったり、事故から状態が悪くなることは少なくありません

今回は転倒・転落、溺れる、ものが詰まるなど高齢者によくある事故を数字等のデータで見ていきたいと思います

高齢者の事故による死亡者数とは





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高齢者の不慮の事故による死亡者数

消費者庁ホームページ 高齢者の事故の状況についてより一部抜粋 URL:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_009/

データは消費者庁のホームページからの報告からです

上の図は高齢者の不慮の事故による死亡者数の棒グラフです

平成28年のデータは以下の数値です

  1. 窒息 8493件
  2. 転倒・転落 7116件
  3. 溺死・溺水 6759件
  4. 交通事故 3061件
  5. 自然災害 1424件
  6. 煙・火災等 651件

交通事故は4位です

高齢の場合、窒息、転倒・転落・溺死が多いことが分かります。ヒヤッとすることがあった場合は、気をつけたり、対策を考えていおくとよいかもしれません

ちなみに手すりをつける、スロープにする等は、介護保険でも対応可能です(また別記事で紹介したいと思っています)

不慮の事故による年齢別の死亡者数

消費者庁ホームページ 高齢者の事故の状況についてより一部抜粋 URL:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_009/

続いて年齢別の不慮の事故の死亡数のグラフです(交通事故、自然災害は除く)

年齢が上がる程、数字が急に増えているのが分かると思います

80歳超えてきた辺りから、家庭内の事故には十分注意していった方がよさそうです

高齢になると一人暮らしの可能性も高い

経済産業省ホームページ:2018 年4月9日経済産業省 経済産業政策局 産業構造課将来の介護需給に対する
高齢者ケアシステムに関する研究会より一部抜粋 URL;https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180409004/20180409004-2.pdf

上のグラフは一人暮らしの数の将来推計になります

年々右肩上がりで一人暮らしの数が増えていくのが分かります

昭和の時代は老後は息子や娘家族と同居が普通でしたが、現在は2世帯・3世帯同居は少なく、高齢者世帯もしくは一人暮らしが増えています

そんな中、高齢になると事故が増えていくという事実は知っておくとよいと思います

高齢者の救急搬送の状況とは

事故の種別で見る高齢者の救急搬送車の数

消費者庁ホームページ 高齢者の事故の状況についてより一部抜粋 URL:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_009/

続いて高齢者の事故の種類による救急搬送の内訳です

円グラフの中で3/4以上転倒・転落が占めています

先ほどの死亡者数では窒息や溺死が多かったと思います

窒息や溺死は事故が起きると死に至る可能性が高く、転倒・転落は事故により、亡くなることはないですが、起きる頻度としては多いといえます

数字の割合の高い転倒・転落には十分注意していくことが大事です

別記事では転倒しやすい状態のフレイルについて取り上げています

場所別の高齢者の救急搬送数

消費者庁ホームページ 高齢者の事故の状況についてより一部抜粋 URL:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_009/

上のグラフは事故の種別・発生場所で見た高齢者の救急搬送数です

発生場所は家庭内である居住場所が一番多いです

  • 転倒・転落 57%
  • おぼれる 92.5%
  • ものが詰まる 91.1%

転倒・転落は残りの32%が道路・交通施設のため、外での転倒・転落事故の割合もそれなりにある状況です

家庭内・家庭外の事故要因から見た高齢者の救急搬送数

消費者庁ホームページ 高齢者の事故の状況についてより一部抜粋 URL:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_009/

上の図は事故がどこで起きたかのデータです

家庭内の事故要因

  1. 居室
  2. 階段
  3. 廊下
  4. 玄関
  5. ベッド

です

場所は居室が一番多いです。階段や玄関が多そうなイメージでしたが、意外な感じです

事故は一番数が多い所に対策を打つことが効果が高いです

居室のカーペットや部屋の敷居など、認識しない躓きを減らすことはよい対策といえます

また、畳は滑りやすいので注意が必要です。

ものが詰まるのも、主食系が多いので、注意していきたいポイントです

家庭外の事故要因

  1. 道路
  2. 階段
  3. 段差
  4. 店内
  5. エスカレーター

です

また、男性は家庭外の事故が多く、女性は家庭内の事故が多いというデータも出ています

高齢者の「溺れる」事故は11月から3月に多い

消費者庁ホームページ 高齢者の事故の状況についてより一部抜粋 URL:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_009/

高齢者の「溺れる」事故は92.3%が浴槽で起きています

発生月は11月~3月の寒い時期が多いです。冬季なので、循環器系疾患が影響していると思われます

また、男性の方が季節による変動が多いです。

ヒートショックなど寒暖差への注意が必要です





まとめ

事故の傾向を知って予防策を考えておく

以上、高齢者に関する事故のデータを取り上げました

足腰が弱くなる、飲み込みが悪くなると事故が起きる可能性は高くなります

介護予防に目を向けて1週間の生活を組み立てる等、日々の積み重ねが大事です

また、家の環境を整えたり、意識づけを持つことで事故のリスクは減らせる部分もあると思います

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