【どんな病気が多い?】介護が必要になる主な原因(男女別)から分かる生きがいへの影響とは

前期高齢者(65歳~74歳)と後期高齢者(75歳以上)では介護が必要になる主な原因の病気や疾患に違いがあり、男女でも差が見られます

また、介護が必要になったり、健康状態が悪いと老後の生きがいにも大きく影響が出ます

今回は厚生労働省からのデータを元に介護になる原因や生きがいをランキング形式でまとめ、健康状態による生きがいへの影響や寝たきり予防について紹介していきます

介護が必要となる原因となる病気とは





前期高齢者(65歳~74歳)の介護が必要になった原因の順位

出典:経済産業省ホームページ 2018 年4月9日経済産業省 経済産業政策局 産業構造課将来の介護需給に対する高齢者ケアシステムに関する研究会報告書より一部抜粋 URL:https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180409004/20180409004-2.pdf

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まずは女性の方の介護が必要になる原因です

65歳~74歳の方の順位は

  1. 脳血管疾患(脳梗塞や脳出血等) 25%
  2. 関節疾患 16%
  3. 転倒・骨折 10%
  4. 認知症 8%
  5. パーキンソン病

です

65歳~74歳は高齢者という言葉が合わないくらい元気な方が多いですが、25%を占める脳梗塞等には注意が必要です

基本的な減塩等の食事管理、高血圧やコレステロール、糖尿病等の内服管理、運動、ヒートショックなど温度差に注意する、ストレスを溜めない生活などが基本的な予防法です

また、関節疾患と転倒骨折が合わせて26%占めています

軽度の介護認定の方は整形疾患がとても多いです

膝や股関節の変形による活動量や歩行速度の低下、そこに骨粗しょう症も重なると骨折しやすくもなります

太ももの筋肉を鍛えることで膝の痛みは軽減できるとも言われています

骨粗しょう症の検査は自治体の健康予防の一つとして行っている所も多いので、定期的に検査することも健康管理の方法のひとつです

別記事で健康づくりの大切さについて取り上げています

後期高齢者の女性の介護になった原因の順位

出典:経済産業省ホームページ 2018 年4月9日経済産業省 経済産業政策局 産業構造課将来の介護需給に対する高齢者ケアシステムに関する研究会報告書より一部抜粋・加工 URL:https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180409004/20180409004-2.pdf

続いて75歳以上の女性の方の介護になった原因の病気の順位です

  1. 認知症 22%
  2. 高齢による衰弱 17%
  3. 骨折・転倒 16%
  4. 関節疾患 12%
  5. 脳血管疾患 10%

75歳以上になると認知症が1位です

アルツハイマー型認知症は脳の中に染みのようなもの(アミロイドβ)が溜まるのが原因です

しかも、発症の20年前ごろから溜まっていると言われています

別記事で認知症予防については取り上げています

また、高齢による衰弱が2位です

フレイル症状になると寝たきりに近い状態になる可能性が高いので、フレイルになる前に対策をすることが大切になります

フレイルについては別記事で紹介しています

男性の介護になった原因は脳血管疾患が1番多い

出典:経済産業省ホームページ 2018 年4月9日経済産業省 経済産業政策局 産業構造課将来の介護需給に対する高齢者ケアシステムに関する研究会報告書より一部抜粋・加工 URL:https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180409004/20180409004-2.pdf

続いて男性版です

65歳~74歳の男性の介護になった原因の順位

  1. 脳血管疾患 36%
  2. 認知症 9%
  3. パーキンソン病、関節疾患 6%

75歳以上の男性の介護になった原因の順位

  1. 脳血管疾患 20%
  2. 認知症 16%
  3. 高齢による衰弱 12%
  4. 転倒・骨折 8%

前期高齢者・後期高齢者共に脳血管疾患が1位です

男性は糖尿病や高血圧、高脂血症の管理をしっかり行い、栄養や食事についても女性よりも不摂生な方が多いので、注意が必要です

認知症は2位です。認知症は他人事でない病気であると間違いなく言えるでしょう

健康や介護状態により生きがいは低下する

生きがいと健康状態の関係

出典:経済産業省ホームページ 2018 年4月9日経済産業省 経済産業政策局 産業構造課将来の介護需給に対する高齢者ケアシステムに関する研究会報告書より一部抜粋 URL:https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180409004/20180409004-2.pdf

図は健康状態が良いと良くない時の高齢者の日常生活に関するデータです

健康状態がよいと、

  • 趣味やスポーツへの参加 55%程が参加
  • 友人や知人との食事団らん 45%程が参加
  • 旅行 40%程参加
  • 仕事 30%程参加
  • 孫の世話 25%程参加

です

生きがいを感じることができる日常生活を送ることができますが、

健康状態が悪いと、

  • 趣味やスポーツへの参加 55%程 → 30%弱
  • 旅行 40%程 → 20%弱

と身体を動かす日常行為への参加が減っていきます

また、社会参加が減ることで体力や気力が落ちたりしやすいので、マイナスの影響が出てしまいます

介護認定を受ける割合は80代超えると高くなる

出典:経済産業省ホームページ 2018 年4月9日経済産業省 経済産業政策局 産業構造課将来の介護需給に対する高齢者ケアシステムに関する研究会報告書より一部抜粋 URL:https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180409004/20180409004-2.pdf

図は年代ごとの認定者の割合を示した円グラフです

  • 80歳~84歳は全体の29%が介護保険認定者
  • 85歳~89歳は全体の51%が介護保険認定者

認定者全員が介護保険を受けているわけではありませんですが、高齢になるほど、冒頭の介護になる原因により、認定を受ける可能性が高くなります

ちなみに、

・70歳~74歳の全体の6%

・75歳~79歳は全体の13%

が介護保険認定者の割合です(平成27年度のデータ)

健康管理を心がけることで、70代は元気で過ごすことができる可能性は高いかもしれません

介護保険認定を受けるとデータ上は先ほどの健康状態と同じ様にスポーツや趣味、旅行、孫の世話などの参加率が低くなることが示されています





まとめ

個人の早めの介護予防と健康づくりの環境が大事

出典:経済産業省ホームページ 2018 年4月9日経済産業省 経済産業政策局 産業構造課将来の介護需給に対する高齢者ケアシステムに関する研究会報告書より一部抜粋 URL:https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180409004/20180409004-2.pdf

予防は活動的な時期に健康維持を図る一次予防がまず大事です

図にはないですが、最近は0次予防という言葉も出始めました0次予防は地域の健康環境・社会環境を整える考え方です

個人の思いだけではなかなか生活習慣は改善は図れません

地域に気軽に相談できる場所があったり、人とのつながりが多かったり、専門職の助言を聞く機会ができるとより健康管理はしやすくなると思います

健康に関するいろんなアンテナを張って健康管理を図ることがこれからは大事かもしれません

モコのブログではこれからも健康や介護業界に携わっている中で気づくこと、事前に伝えたいことを書いていければと思っています

最後までお読みいただきありがとうございました