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【介護になる前の状態】「フレイル」を知り、早めの介護予防につなげましょう

寝たきりにならないために運動をしていれば大丈夫と思っている人も多いと思います

でも、運動だけでは寝たきりになってしまう可能性も十分あります。

高齢者のフレイル予防や改善には、筋肉を保つことだけでなく、食事や栄養、口腔のケア、社会参加、生活習慣予防などの総合的な取り組みが大事です

年齢を重ねるにつれ、痩せたりする方は多いですが、それはフレイルの症状のサインかもしれません

今回はフレイルという言葉の意味や定義も交えながら健康維持について紹介していきます

フレイルとは何か

出典:厚生労働省ホームページ パンフレット「食べて元気にフレイル予防」より一部抜粋 URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089299_00002.html

フレイルの意味は「虚弱」を表す「Fraiity」からきています

フレイとは簡単にいうと健康と要介護が必要になる段階の中間として捉えられます

上の図にあるように介護が必要になる前の段階を通って、介護状態に至ることが多いため、このフレイルの段階(本当はその前が大事)で食い止めることが重要です

65歳過ぎて痩せてきたら要注意

出典:厚生労働省ホームページ パンフレット「食べて元気にフレイル予防」より一部抜粋 URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089299_00002.html

高齢になってから痩せていることは肥満より死亡率が高くなります

65歳を過ぎて病気でもないので、やせてきたらフレイル予防をかかりつけ医に相談していく方がいいです

65歳以上のフレイルの有症率は

出典:厚生労働省ホームページ 平成29年7月18日(火)第130回市町村職員を対象とするセミナー 後期高齢者の健康
-フレイル対策を中心とした保健事業についてー資料より抜粋 URL:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000114064_12.pdf

フレイルになっている方は65歳以上の高齢者全体の中で11.5%(予備軍は32.8%)

加齢のよりフレイルになる方の増加も見られ、フレイル対策は健康寿命を延ばす上で必須です

フレイルの診断基準は

出典:厚生労働省ホームページ パンフレット「食べて元気にフレイル予防」より一部抜粋 URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089299_00002.html

いろいろな評価基準がありますが、下の表は2020年に改訂した日本語版フレイル基準(J-CHS基準)です

体重減少6か月で2Kg以上の「意図しない」体重減少
筋力低下握力:男性<28Kg 女性<18Kg
疲労感(ここ2週間)わけもなく疲れた感じがする
歩行速度通常歩行速度<1.0秒
身体活動

①軽い運動・体操をしていますか、②定期的な運動・スポーツをしていますか

上記の2つのいずれも「週1回もしていない」と回答

歩行速度は青信号の内に信号を渡れるに置き換えてみると分かりやすいです

  • 急な体重減少がある
  • 握力が落ちている
  • 疲れた感じが抜けない。気持ちが乗らない
  • 青信号のうちにわたり切れない
  • 運動をしてない

3つ以上該当すると「フレイル」

2つ以上該当で「プレフレイル」(フレイルの前段階)

と判定します

握力は足の筋肉と関係が見られます

運動の有無の質問はありますが、体重や気持ちの面も落ち込みもフレイル判断には影響します

フレイル予防のポイントとは

出典:厚生労働省ホームページ パンフレット「食べて元気にフレイル予防」より一部抜粋 URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089299_00002.html

フレイル予防の3つのポイント

出典:厚生労働省ホームページ パンフレット「食べて元気にフレイル予防」より一部抜粋 URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089299_00002.html

フレイルの予防には大きく3つのポイントがあります

フレイル予防① 栄養(食事の改善)

・3食しっかり摂る

・1日2回以上、主菜・副菜を組み合わせて食べる

・色んな食品を食べる(多様な食品を取り、栄養をまんべんなく摂る)

特にタンパク質を含む食品を摂るようにしましょう

タンパク質の摂取量が少なくなると筋力量が減少し、加齢とともに筋たんぱく質の合成が遅くなるため、高齢の方はより一層、タンパク質を多く含む食品を摂ることが大事です(腎臓が悪い方などは先生に相談してください)

また、歯医者に定期的に診察する等、お口の健康を保つことも大事です

フレイル予防② 身体活動(ウォーキング・ストレッチ等)

身体活動は筋肉の発達だけでなく、食欲や心の健康にもよい効果を与えます

フレイル予防③ 社会参加(趣味・ボランティア・就労等)

趣味やボランティア等、自分に合った活動を見つけて参加することもフレイル予防につながります

フレイルはうつ病や閉じこもりとも大きな関係性があると言われています

よい健康習慣がフレイル予防につながる

出典:厚生労働省ホームページ 平成28年9月14日 齢者の保健事業のあり方検討ワーキンググループ作業チーム (第1回)より一部抜粋 URL:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12401000-Hokenkyoku-Soumuka/0000137566.pdf

上の図は国に施策の考え方で高齢者の健康状態やフレイルの状態、生活状況を確認する項目です

  • 適切に診察して薬をしっかり服用しているか
  • 禁煙、適正な飲酒をしているか
  • 適切な栄養確保や食生活か
  • 口腔(お口の状態)機能にトラブルがないか
  • 運動やリハビリをしているか
  • 外出や社会参加をしているか

健康を支援する上で運動だけでなく、日々の食生活や口の健康、外出や気持ちの持ち方を把握して健康改善につなげる取り組みが行われています

把握する項目はいずれも要介護状態になるリスクを持った生活パターンです

健康的な生活を送り、社会とつながりを持つことは健康への一番の近道ということです

まとめ

日頃から健康的な生活を送ることが重要

加齢とともにフレイルのリスクは上がります

フレイルにならないように早めの取り組みを行うことが大事です

今回の記事は厚生労働省にあるパンフレットを元に紹介しました

実際のパンフレットにはタンパク質の取り方など詳しく記載があります

高齢者のフレイル予防事業について紹介しています。…

今回はフレイルについて取り上げました。最後までお読みいただきありがとうございました

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