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【できること・できないこと】介護保険の訪問介護(ヘルパー)サービスとは

ホームヘルパーという言葉は皆さん聞いたことがあると思いますが、介護保険のヘルパーさんがどこまでしてくれるかはあまり分からないと思います

実は介護保険の訪問介護(ヘルパーサービス)で「できること・できないこと」は決められています

今回は介護保険の訪問介護の概要や、サービスの中でできること・できないこと、料金、自費サービス等について紹介していきます

介護保険の訪問介護とは

訪問介護の事業所の母体はどこが多いか

出典:厚生労働省ホームページ 第182回(R2.8.19)社保審-介護給付費分科会 訪問介護・訪問入浴介護より一部抜粋 URL: https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000660330.pdf

上の円グラフは介護保険の請求をした事業所の法人母体の内訳です

  1. 営利法人 69.8%
  2. 社会福祉法人(社協以外) 11.1%
  3. 社会福祉法人(社会福祉協議会) 4.6%

母体としては民間企業が多いことが分かります

実は2位、3位の社会福祉法人の場合、料金が安くなる方がいます。別記事で紹介しています

 

訪問介護の訪問介護員とは

「訪問介護」とは、訪問介護員等が、利用者(要介護者)の居宅を訪問し、入浴・排せつ・食事等の介護、調理・洗濯・掃除等の家事等を提供するサービスです

訪問介護員等とは、

  • 介護福祉士(国家資格)
  • 実務者研修修了者(450h)
  • 介護職員初任者研修修了者(130h)
  • 生活援助従事者研修修了者(59h・生活援助中心型のみ提供可能)
  • 旧介護職員基礎研修修了者(500h)
  • 旧訪問介護員1級課程修了者(230h)
  • 旧訪問介護員2級課程修了者(130h)

等、一定の研修や授業、試験を受けた方です

出典:厚生労働省ホームページ 第182回(R2.8.19)社保審-介護給付費分科会 訪問介護・訪問入浴介護より一部抜粋 URL: https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000660330.pdf

上の図は介護職員と訪問介護員の年齢構成です

  • 40~59歳が44.9%
  • 65歳以上は22.7%
  • 70歳以上が8.7%
  • 女性が9割

訪問介護員の約9割が女性です。逆に男性ヘルパーがいることにびっくりした方もいるかもしれません

そして高齢でも介護している方は多いです

家から通えることもメリットの一つです

訪問介護の2大サービス内容

訪問介護は大きく2つの種類のサービスがあります

  1. 身体介護 ≫ 利用者の身体に直接接触して行われるサービス等
  2. 生活援助 ≫ 身体介護以外で、利用者が日常生活を営むことを支援するサービス

ただ、介護保険の訪問介護は介護認定もしくは基本チェックリストに該当しないとサービスを利用できません

 

身体介護とは

身体介護は字の如く、身体に触れることが基本の介護サービスです

例を挙げると、排せつ、お風呂、食事、移動関係の介護等です。イメージしやすいと思います

法律で介護保険の対象となる介護行為の大枠は法律でしっかり決められています

爪切りや体温・血圧測定など医療行為に当たらないものも身体介護としてサービスが位置づけられています

中でも「自立を促すための支援の見守り」という項目は見守りが中心ですが、専門的な対応が必要なため、身体介護としてサービスを受けることができます

1-6 自立生活支援・重度化防止のための見守り的援助

  • 認知症等の高齢者がリハビリパンツやパット交換を見守り・声かけを行うことにより、一人で出来るだけ交換し後始末が出来るように支援する
  • 認知症等の高齢者に対して、ヘルパーが声かけと誘導で食事・水分摂取を支援する
  • 洗濯物を一緒に干したりたたんだりすることにより自立支援を促すとともに、転倒予防等のための見守り・声かけを行う
  • 認知症の高齢者の方と一緒に冷蔵庫のなかの整理等を行うことにより、生活歴の喚起を促す
  • 車イス等での移動介助を行って店に行き、本人が自ら品物を選べるよう援助
  • 利用者と一緒に手助けや声かけ及び見守りしながら行う衣類の整理・被服の補修

等です

認知症の方は以前の生活に近い行動をすることが症状の安定や認知症の進行防止につながるために介護保険で対応可能な項目とされています

また、認知症のない方も家事行為を再び自分でできるようになることで身体活動が増えるため、寝たきり防止につながります

上記のほか、安全を確保しつつ常時介助できる状態で行うもの等であって、利用者と訪問介護員等がともに日常生活に関する動作を行うことが、ADL・IADL・QOL向上の観点から、利用者の自立支援・重度化防止に資するものとしてケアプランに位置付けられたものは身体介護として介護保険を利用することもできます

 

生活援助とは

生活援助とは掃除、ゴミ出し、買い物、洗濯等、主に日常生活に必要な家事行為です

出典:厚生労働省ホームページ 第182回(R2.8.19)社保審-介護給付費分科会 訪問介護・訪問入浴介護より一部抜粋 URL: https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000660330.pdf

家政婦さんとイメージは似ているかもしれません

ただ、介護保険の場合は、本人が自分で本来できることは代わりにできないのが基本です

国の生活援助の考え方は変わってきており、介護の専門家でなくてもできる部分があるため、すそ野を広げて、元気高齢者に活躍してもらおうという考えを持っています

そのため、簡単な研修を受ければ、高齢でも仕事を探すことができる時代になってきそうです

訪問介護サービスで受けられないサービス

介護保険の訪問介護は本人のために行うものであって、日常生活に必要な行為に設定されています

そのため、本人以外の家族の家事援助や法律で規定している日常生活に必要な行為ではないものは介護保険では利用できません

また医療行為に関することも訪問介護では利用できません

日常的な生活行為でないもの

  • 大掃除
  • 家具の移動
  • 庭の草むしり
  • ペットの世話・散歩

本人以外の方への行為

  • 本人以外の家族分の食事を作ること
  • 本人の使わない部屋の掃除
  • 本人以外の洗濯

ヘルパーができない医療行為

  • 糖尿病患者へのインシュリン接種
  • 便を摘出すること

訪問介護の料金(費用)とは

出典:厚生労働省ホームページ 介護報酬の算定構造(令和3年)より一部抜粋 https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000728262.pdf

利用料の計算式は

サービス毎時間毎の単位数+加算 が基本です。

計算された金額に地域毎の設定値をかけるので地区によって料金が違います

1単位は1円なので、

  • 30分の身体介護は1回396円×(地区加算の10~10.4程度) 3960円~4118円
  • 45分の家事行為サービスは1回225円(地区加算の10~10.4程度)2250円~2340円

また、介護保険の負担割合は1~3割と人によって違ってきます

身体介護を30分 4000円くらいなので、1割負担の方は400円 2割の人は800円程度という感じで計算します

生活援助も45分 2300円くらいと設定すると 1割負担の方は230円 2割の方は460円程度です

介護度によって料金単位は変わりませんが、要支援認定の場合の料金は別設定(月謝にように月額単位)です

まとめ

一人暮らしの方は訪問介護を利用する可能性は高い

一人暮らしの方は年々増えています

一人で身の回りのことができなくなった場合、デイサービスと違う訪問介護は介護保険に欠かせないサービスです

今回の記事では訪問介護について紹介しました。最後までお読みいただきありがとうございました

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