介護支援専門員研修のオンライン化と都道府県で違う研修費用について

介護支援専門員の研修はとても大変で負担が多いです

1か月単位で利用者へのモニタリングや更新支援などしている中、月に数回と研修が入ってきます

事業所によっては、受講費用や交通費の負担もなく、休みに研修に参加する方等もいて、そこまで年収が多い仕事でない中、経済的負担も強いられています

コロナの関係で研修のオンライン化も国は推奨していますが、都道府県差があり、対応にばらつきが見られます

また、実は介護支援専門員研修の費用にも都道府県差があります

今回は厚生労働省資料から見つけた介護支援専門員のオンライン化研修の実施手引きから、オンライン化研修の中身や介護支援専門員研修費用のデータを紹介していきます

※記事は令和3年7月作成になります



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介護支援専門員研修のオンライン化の流れ

研修オンライン化の背景

研修環境の改善の流れ

  • 中山間地や離島から研修参加する現任者の負担が大きい(従前から指摘があった)
  • 新型コロナウイルス感染症の拡大防止の一環として、集合・対面形式の研修をオンライン形式も含めた形で見直す観点

上記2点、特にコロナによって、急速にオンライン化の流れは進んできています

既に e ラーニング形式を導入している都道府県もあり、都道府県ごとに異なる研修内容を共通化して対応し得るオンライン研修環境の機能等を検討するための手引きが作られています

研修開催の課題

研修開催の課題として、

  1. 研修受講者の移動時間等の受講に係る負担
  2. 研修会場の確保及びその費用の負担
  3. 研修講師の講義用資料の作成負担

3点が挙げられ、研修受講に係る負担を軽減することは質の向上のためにも重要とも書かれています

オンラインでない場合、研修の講義資料は各研修機関ごとに作成し、無駄が多いですし、研修受講者の移動時間等も人数分で考えるとかなりの無駄と言えます

オンライン研修環境を整備する意義

「本事業は、介護支援専門員養成研修(以下、「法定研修」という。)等を、原則としてオンライン研修環境でも完結できるようにするための基本的な環境を整備するとともに、都道府県及び研修実施機関がオンライン研修環境を用いた研修の企画・運営を行う上での参考となる情報を整理するものである」
と手引きは紹介されており、具体的には以下の点から整理をしています
  • オンライン研修環境の整備(受講管理、座学、演習に共通して使える環境)
  • 標準資料(副教材)の整備
  • 研修実施機関におけるオンライン研修企画・運営上の留意点の整理
  • 都道府県におけるオンライン研修環境導入に係る留意点の整理

手引きではオンライン研修環境について、導入や企画含めた内容が整理されています

整理の中では研修目的であるケアマネジメントの質の向上についても触れられています

つまり、国は環境を整えて、都道府県に投げかけは行っていることになります

オンライン化が進んでいない都道府県に対し、介護支援専門員からアンケート等で声を挙げてもいい状況とも言えます

オンライン研修環境の範囲

 

対象とする研修課程

令和 2 年度は「実務研修」、「更新研修(専門研修課程Ⅰ、Ⅱ)」、「主任介護支援専門員更新研修」を対象とし、令和3年度以降はそれ以外の研修も対応していく方向と書かれています

対象となる科目と提供機能

対象課程の科目のうち、「講義のみの科目」及び「講義演習一体型科目」について、オンライン研修環境を提供する。すなわち、実習等については本事業の対象外であり、各都道府県において、従前どおりの対応が必要である
実習については対象外となるので、全部がオンライン環境になるわけではありません
 

受講者とのしての心構え

手引きでは受講者としての心構えも書かれています

  • 事前準備・事前学習の徹底
  • 主体的かつ協調性を持った受講姿勢
  • 安定した受講環境の整備

(周知イメージ)

出典:厚生労働省ホームページ:都道府県・研修実施機関・研修向上委員会向け
介護支援専門員研修オンライン実施の手引き 令和2年度版 URL:https://www.mhlw.go.jp/content/000789772.pdf

都道府県で違う研修費用について

地域医療介護総合確保基金のよる補てん

主任介護支援専門員研修を含む介護支援専門員関連の法定研修については、地域医療介護総合確保基金において、研修を実施するために必要な経費に補填することで受講者の負担軽減につなげるメニューを設けており、各都道府県におかれては、受講者の負担軽減の観点から、そのメニューの更なる積極的な活用により受講希望者の受講機会の確保に努めていただくとともに、研修開催日程や開催期間、定員等の設定に当たっては、管内の受講希望者数を把握しつつ、選択的な受講が可能となるよう各講義を個別開催とする等、現任の介護支援専門員として事業所に従事している者が受講しやすくする工夫をお願いする
3月の全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議 認知症施策・地域介護推進課の資料では、基金において、受講者の費用負担軽減が紹介されています
国としては、環境を整備し、都道府県にも依頼している実情が分かります

令和元年度主任介護支援専門員研修の基金実施状況

出典:全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議 認知症施策・地域介護推進課資料 URL:https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000750940.pdf

上記は令和元年度主任介護支援専門員研修の費用の都道府県別一覧になります

  • 一番高いのは岐阜県  69600円
  • 一番安いのは秋田県  21070円
  • 都道府県の平均費用は 44756円

と都道府県差が激しいです

費用が5万円以上の地域の方は他地域が羨ましく思えますね

これは基金を活用しているかによって差が生まれています

まとめ

以上、介護支援専門員研修のオンライン化と都道府県で違う研修費用について紹介しました

違いをどう感じるかはあると思いますが、個人的には本来、都道府県でこんなに差があってはいけないと思います

また、研修内容も介護保険制度など全国的に同じ部分についてはオンライン化で効率化を図ってほしいものです

カイゴノートでは新人ケアマネジャーやケアマネジャーを目指す方にためになる情報をまとめて紹介したいと思っています

最後までお読みいただきありがとうございました



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